「7つの習慣」スティーブン・R・コヴィー

2023 07/21


今回は、スティーブン・R・コヴィーの著書「7つの習慣」について説明しています。この本を理解し実践すれば、心の奥にある願望を叶えることができるでしょう。

スティーブン・R・コヴィーの「7つの習慣」の要約をわかりやすくまとめてみた

第一習慣:刺激に反応しない



刺激に本能的に反応してしまう人は成功しづらい。例えば悪口を言われたら怒り、同じようにTwitterやLINEの更新にスマートフォンをすぐに見てしまったり、お金がないのに欲しいものをリボ払いで買ってしまったりすることがある。しかし、このような刺激に反応してしまうことは罠にはまることを意味します。


一時停止して考えることが大切



刺激された時、即座に行動するのではなく、一時停止して考えることが重要です。悪口を言い返したくなる気持ちを抑え、冷静にその意味を理解すれば、時間とエネルギーの無駄を避けられます。自分の行動をコントロールするためには、一時停止して考えることが必要です。


変えられることと変えられないことを区別する



周りの刺激に振り回されないようにし集中すべきは、変えられることだけであり、今やっていることは自分で変えられることなのか、変えられないことなのかを理解してから行動することが重要です。



自分で変えられることは、行動や言葉など日々の選択に関することです。一方、他人からの評価や過去の噂話などは変えられないことです。成功する人は常に自分で変えられることに集中し、成果を出しています。一方、成功しない人は変えられないことに固執し、時間だけが過ぎていきます。

第2習慣: ゴールから逆算せよ

まず、あみだくじを使い宝物を手っ取り早く手に入れる方法を探るとします。最短コースは宝箱の方から下に辿って行くことで、最短で宝物を手に入れるルートが見つけられます。

ゴールを明確にする

自分が何をやりたいのか、何が欲しいのかを考えることが大切です。具体的なゴールを持ち、そのために今何をすべきかを決めることが示唆されています。例えば、料理人になりたいというゴールを持つ場合、高級な中華料理店での修業を積んだり、技術力を上げるために努力したりすることが挙げられます。

ゴールは変わってもOK

人間は成長や経験によりゴールが変わることは自然なことです。途中で中華料理からイタリアンのシェフや税理士に夢を変えることも良いとされています。変化したゴールに合わせて、新たな行動を選択していくことが重要です。

第3習慣:最優先事項を決める重要性



時間を有効に活用し、望む成果を達成するために最優先事項を決めることが重要です。24時間しかない中で、多くの活動に取り組むことはできません。自分が本当に価値を感じていることにフォーカスし、優先順位をつけることが大切です。忙しさに流されて自分が行きたい方向とは違う方向に進むことを避けるために、常に自分の本当に望むことを意識することが重要です。

本当に望むことを見極める



"忙しい"という状況は、心の声を聞くことを阻害します。自分が心の底から望んでいることは何かを考え、バケツの中に何でもかんでも詰め込むのではなく、本当に重要なことを見極めることが必要です。例えば、夢の実現に向けて今すぐには叶えられないかもしれないが重要な目標を持ち、それに向けた優先順位を決めることが大切です。これによって、望む未来を実現するための計画を立てることができます。


最優先事項の決定による成果の達成



最優先事項が明確でないと、言葉と行動が一致せず、成果を上げることが難しくなります。重要な目標を持ち、それに向けた優先順位を定めることで、自分の行動が自己成長や目標達成に繋がるようになります。無駄な時間の使い方を減らし、より効果的な生活を送ることができます。

第4習慣:Win-Winの重要性


スティーブン・R・コヴィーは、人間関係において「Win-Win」を心掛ける重要性を説明しています。この考え方は、相手と自分が共に勝利する方法を見つけることを指します。例えば、ポケモンやカードゲームをするときには勝ち負けがあると思いがちですが、現実の人間関係では相手と協力し、双方にメリットのある関係を築くことが目指すべきなのです。


ブラック企業の例


ブラック企業の社長が社員に時給600円で働かせる場合、社長が勝ち、社員が負ける関係になります。しかし、このような関係では社員の不満がたまり、協力的でなくなる可能性が高くなります。その結果、ストライキや退職者が出るかもしれません。このように、相手にも自分にもゴールがあり、双方にメリットがあるwin-winの関係を築くことで、より良い協力関係を築くことができるのです。


Win-Winが難しい場合の対応


ただし、すべての場面でWin-Winを実現することは簡単ではないこともあります。特に、ブラック企業のような状況では、相手とWin-Winの関係を築くことが難しい場合もあります。そのような場合は、自らの利益を守るために取引を避け、その会社から離れる選択をすることが必要です。それによって、ブラック企業で働く人々が減少し、より健全な労働環境を築くことが可能になります。

第5習慣: 相手を理解してから自分を理解してもらう

人間はそれぞれものの見方が違うため、完全にわかり合うことは難しいです。しかし、子供や親、親友、パートナー、上司など、この人のことは理解したいと思える人が誰にでもいます。そんな時は、まず相手の話を聞いてみてください。話を聴く人は話を聞いてもらったときに自分を理解してくれたと感じるのです。

例えば、自分の子供が学校に行きたくないと悩んでいるとしましょう。ダメな親は子どもの言うことを聞かずに怠けたこと言ってないでさっさと学校に行けと言うでしょう。すると子供は「この人は自分のことを理解してくれない」と感じて心を閉ざしてしまうでしょう。

相手を理解するために口を挟まずに最後まで話を聞いてあげるべきです。日常の電話でも、とにかく共感しながら相手の話を聞いてあげることが大切と言われています。自分が話すのは相手の話を聞いた後です。自分を知って欲しければ、まず相手を知るべきなのです。子供と話し合えば、本当に学校に行きたくない原因がわかるでしょう。いじめられているだとか、授業が楽しくないといった話を聞き終わったら、自分も相手も幸せになる方法を見つけるために話し合えば良いです。引っ越すのでも良いし、先生に親がいうのでも良い。2人で話し合って答えを出すのです。これはさっき言った「win-win」の関係と同じです。

第6習慣:協力プレイの重要性

ゲームでも協力プレイすることで大きな結果を出すことができます。一人で戦う場合は限界が訪れることがあります。アフリカのことわざで「早く行きたければ一人ですすめ、ゴールまで行きたければみんなでススメ」という教えがあります。つまり、大きな結果を出すためには誰かと協力すべきだと言えます。

成功例:スティーブ・ジョブズとスティーブ・ウォズニアック

スティーブジョブズとスティーブウォズニアック

アップルの成功は、スティーブジョブズとスティーブウォズニアックの2人が協力した結果です。もしこの2人が協力していなかったら、iPhoneやApple Watchの誕生はあり得なかったでしょう。人と協力することで1+1が4になることがあります。

自分から相手に声をかける重要性

協力したい相手には自分から声をかけることが重要です。ライバル意識や価値観の違いにとらわれず、自分を卑下せずに率直に意見を伝えることが必要です。人に物怖じせずに声をかけることは、未来のチャンスの芽をまくようなものであり、断られても将来的なチャンスが訪れる可能性があります。

第7習慣: 自分を磨くことの重要性

最後の章では、自分を成長させなければチャンスをつかむことはできないと強調されています。能力がある人と出会っても、自分が成長していない場合には無視される可能性があると指摘されています。

カラダ、ココロ、知性、人間関係をバランスよく磨く

自己成長には、カラダ、ココロ、知性、人間関係の4つの要素をバランスよく磨く必要があります。体調を整えるために健康的な食事、睡眠、休息、運動の習慣を持つことが重要です。また、忙しくても心の余裕を持つために、日々の中で心が落ち着ける時間を確保することも大切です。知性を高めるためには、さまざまな人から学び、自分の興味を追求し、自分で考える力を養うことが重要です。そして、人間関係では、相手の話を大切に聞き、協力し合い、ウィンウィンの関係を築くことが大切です。

復習から自己磨きへ

これまで説明した内容を常に復習し、自己成長につなげていくことが強調されています。自己磨きには継続的な努力が必要であり、自分自身を高めることでチャンスをつかむことができるというメッセージが伝えられています。

7つの習慣の4つの領域とは

「7つの習慣」とは自己成長につなげていく習慣の事ですがこの「7つの習慣」の第3の習慣には、日常を4つの領域に分類して優先順位を決めるタイムマネジメントの原則が説明されています。これを「時間管理のマトリクス」と呼びます。時間は誰にでも有限です限られた時間を無駄な事に奪われないように心がけましょう。

時間管理のマトリクスの表

第1領域(緊急かつ重要な「必須の領域」)

第1領域には、最優先で取り組むべき事項が含まれます。例えば、「仕事で発生したクレームの対応」や「怪我や病気で病院に行く」といった重要で緊急な活動が該当します。この領域の活動を怠ると、トラブルが生じたり周囲に悪影響を及ぼしたりする可能性が高くなります。

第2領域(緊急ではないが重要な「効果性の領域」)

第2領域には、将来の成長や豊かな人生につながる重要な活動が含まれます。例えば、「健康のための運動」や「家族と過ごす時間」、「新規顧客の開拓」などが該当します。この領域の活動は緊急性が低いため、後回しにしがちですが、長期的な成果に不可欠です。

第3領域(緊急だが重要ではない「錯覚の領域」)

第3領域には、緊急ではあるが重要ではない活動が含まれます。例えば、「くだらないメールやSNSの返信」、「無意味な会議や人付き合い」などが挙げられます。この領域の活動は習慣や惰性で取り組みがちであり、成果に対する影響は限られています。

第4領域(緊急でも重要でもない「浪費・過剰の領域」)

第4領域には、重要でも緊急でもない活動が含まれます。例えば、「噂話や無駄話」、「見せかけの仕事」、「単なる遊び」などが該当します。これらの活動は現状を悪化させる可能性がありますが、必要な息抜きや気分転換も大切です。

このように、4つの領域を理解し、適切な優先順位を付けることで、成果を上げながら忙しい日常を乗り越えることができます。

なぜ「7つの習慣」は気持ち悪いのか

「7つの習慣」には、最も優先度の低い事柄に時間を割くと嫌悪感を感じるとの声があります。しかし、無駄に思える事でもひとつひとつ対応して丁寧に生きることも重要だと考えられます。

一部の人は「7つの習慣」を宗教的な要素を持つと感じることがあります。一方で、読むことによって気持ち悪いと感じた出来事が解消されるという意見もありますが、宗教的なイメージから否定的な印象を持つ人もいます。

「7つの習慣」のデメリット

残念ながら、「7つの習慣」を読んでも現状が変わらないと感じる人も多くいるようです。成功しないという意見もあります。
内容が難しすぎて使いこなせないという声があり素晴らしい本ではあるが、使いこなせるのは元々成功する素質のある人かもしれません。

「7つの習慣」の中心には、「インサイド・アウト」の考え方があります。これは、「あなたの周囲の問題は、あなたが問題だと思っているから問題なのだ」という考え方です。例えば、部下が使えないとか、上司から学べないという愚痴を言うことがよくありますが、この考え方では、それらの問題は実は自分自身に問題があるから生じていると捉えます。
周囲の物事を変えるためには、まず自分の物の見方を変えて環境に適応していくことが効果的です。

一見合理的な話ですが、これは社会の問題を個人の問題として片付けてしまう側面もあると思います。社会を変えるのではなく、自分を変えることが重要とされていますが、社会に存在する問題を個人の責任として片付けてしまうことにも注意が必要ではないでしょうか。

スティーブン・R・コヴィーのプロフィール

スティーブン・R・コヴィー(Stephen R. Covey)は、アメリカの著名な著述家、講演者、組織開発の専門家であり、1932年10月24日に生まれ、2012年7月16日に亡くなりました。彼は主に自己啓発やリーダーシップ分野での業績で知られており、特に著書「7つの習慣」が世界的なベストセラーとなり、多くの人々に影響を与えました。

スティーブン・R・コヴィーの経歴と業績

スティーブン・R・コヴィーは、ユタ州ソルトレイクシティで生まれ育ち、ブリガムヤング大学とハーバード・ビジネス・スクールで学びました。彼は組織開発やリーダーシップ、倫理学に長年にわたり研究を重ね、自己啓発の分野において著名な専門家として認知されるようになりました。

スティーブン・R・コヴィーの代表作となった「7つの習慣」

スティーブン・R・コヴィーの最も有名な著書として「7つの習慣」(The 7 Habits of Highly Effective People)があります。この本は1989年に出版され、世界中で累計3000万部以上の売り上げを記録しています。書籍は自己成長とリーダーシップの原則を探求し、人々がより効果的に生きるための道標となりました。習慣の理念は、個人的な成功から組織の変革に至るまで幅広い分野で応用されています。

「7つの習慣」の研修・セミナー

「7つの習慣」を応用した研修やセミナーが各企業で開催されています
7つの習慣 SIGNATURE EDITION 4.0【3日】
FCEトレーニング・カンパニーの「7つの習慣®研修」
「7つの習慣🄬セミナー」ビジネスグランドワークス
【公式】7つの習慣®研修・セミナー|ジェイック

7つの習慣の本・書籍

7つの習慣-成功には原則があった!
完訳 7つの習慣 人格主義の回復
13歳から分かる! 7つの習慣 自分を変えるレッスン
物語が教えてくれる7つの習慣
小説版 まんがでわかる7つの習慣
7つの習慣ティーンズ
ぼくに7つの習慣を教えてよ!

「7つの習慣」の漫画

『まんがでわかる 7つの習慣』は、世界中で4000万部以上を売り上げたベストセラー『7つの習慣』を漫画で解説した書籍です。『7つの習慣』は、仕事、家庭、人間関係など、あらゆる場面で役立つ人生の成功法則です。
漫画で解説されているので、とても読みやすく理解しやすいです。また、漫画を通して『7つの習慣』のエッセンスを知ることができるので、本書を読んだだけでも、人生をより良くするためのヒントを得ることができます。

まんがでわかる 7つの習慣
まんがでわかる7つの習慣2 パラダイムと原則/第1の習慣/第2の習慣
まんがでわかる7つの習慣3 第3の習慣/第4の習慣/第5の習慣
まんがでわかる7つの習慣4 第6の習慣/第7の習慣/第8の習慣
まんがでわかる7つの習慣 Plus
まんがと図解でわかる7つの習慣
マンガで身につく! 子どもの力をみるみる伸ばす 7つの習慣J

7つの習慣の手帳

「7つの習慣」の手帳がナカバヤシ株式会社から売られています。
この手帳は、行動目標を立てて実行したい人、人生の優先順位を学びたい人、人生管理をしたい人におすすめです。1週間や1ヶ月毎に行動目標を各ジャンルごとに立てることができるので実行しやすくまた通常のスケジュールや記録を書くだけでなく人生の優先順位等の勉強にも最適です。

7つの習慣の第3の習慣「最優先事項を優先する」を実践するための強い味方、『7つの習慣 入門手帳』。
隣りで伴走してくれるコヴィー博士の名言が、これから1年、新しい習慣をつくる手助けをしてくれます。『7つの習慣』ファンの方はもちろん、もしまだ『7つの習慣』を読んでいない人でも、この入門手帳を使えば『7つの習慣』(第3の習慣)を日々の中で実践することができます。今年こそ、自分の人生のミッションを見つけて「大切な1つのこと」に集中する日々を送るお手伝いをします。

Point 1 あなたの憲法「ミッション・ステートメント」の書き方がわかる
Point 2 7つの習慣オリジナル! 「一週間コンパス」で人生のバランスが整う
Point 3 「月の振り返りシート」で「いつか」の希望が現実になる
Point 4 「時間管理のマトリックス」で最優先事項を見える化できる
Point 5 「コヴィー博士の名言」と一緒なら、この1週間もがんばれる