思考停止から抜け出せ!赤羽雄二 『ゼロ秒思考』メモの魔力

2023 08/19

あなたは思考停止に陥っていませんか?思考停止とは、物事を考えたり判断したりすることをやめてしまった状態のことです。
思考停止に陥ると、他人の意見や状況に流されるままになったり、新しい価値観を受け入れられなくなったりします。

思考停止は人生において大きな障害となります。しかし、思考停止は克服できるものです。この記事では、思考停止から抜け出す4つの方法を紹介します。これらの方法を実践すれば、0秒で考えをまとめてすぐに効率的に行動できるようになります。また、自分の本当の思いや本質を理解していくことで、気分もよくなり、チャンスがあればすぐに飛びつくことができるようになります。

今回は、元マッキンゼー(コンサルティング会社)の赤羽雄二氏の著書『ゼロ秒思考』で紹介された、A4用紙1枚のメモ書きで心の整理をし、考えをまとめるトレーニング方法をご紹介します。

『ゼロ秒思考』の要約 0秒で考えをまとめて効率的に行動しよう

できる人は即断即決する

何か重要な決断をしなければならないときに、ちょっと考えますといって1日1週間1カ月かける人がいます。しかし、そんなことは時間の無駄です。時間をかければかけるほど、考えがまとまらなくなります。できる人は即断即決します。

自分もショッピングで洋服を買う際は、直感でこれが欲しいと思ったものの方が満足度が高かったりしますね。値札を見て「ん~、あ~」と悩みながら買った服はだいたい着る回数が少ないですね。

あと断捨離で有名な”’こんまり’”こと近藤麻理恵さんも、「捨てようかどうか迷ったらときめきや直感で決めましょう」と言っていますし、
あのファーストリテイリング柳井正会長も「即断即決で決めろ」とおっしゃっています。

即断即決できるかどうかは、普段からそのことについて考えていたかどうか、事前にしっかりと調べていたかどうかで決まります。成功している人はみんな即断即決している人が多いです。普段から考えておくことで、決断は0秒になります。

1分でA4用紙1枚にすばやくメモ書きをする

赤羽氏が編み出したゼロ秒思考術は、A4の用紙にメモ書きを繰り返すことで、思考のスピードが上がるというものです。

メモ書きというと、仕事や勉強で必要な情報を記録するために使うものと思われがちですが、実はメモ書きには思考力を高める効果があるのです。

頭の中をクリアにすれば、すばやい決断を可能にし実行力が身につけられます。

方法は以下の通りです。

  • メモはすべてA4用紙に書く
  • 左上にタイトル、右上に日付を書き、本文は横書きに
  • 気になること、疑問点、思いついたこと、次にやるべきこと、自分の課題など、頭に浮かんだことを全てメモに書き出す
  • 1枚1分ですばやく書きます
  • この作業を10回、すなわち毎日10ページ(1日10分)行ないます

赤羽氏によると、これを3週間も続けると、確実に自分の理解力、コミュニケーション力の変化を自覚できるようになるのだとか。

想像力や判断力が向上し、人が言っていることを瞬時に理解できるようになったり、自分の発言が通りやすくなったりするそうです。

ゼロ秒思考術を身につけるメモ書きのコツ

実際にA4用紙に「どうすれば毎日8時間勉強を続けられるか」というテーマで書き出してみた
A4用紙にメモ書きしてみた(ゼロ秒思考)

メモ書きの方法を読んで少し戸惑っている人もいると思いますが、自分の考えが効率的に把握できるので身に着けておいて損はありません。
ここでは少しメモ書きについてコツを補足しておきたいと思います。

A4用紙に書く理由

メモ書きは必ず紙で行います。パソコンやスマホではなく紙に書きます。
パソコンやスマホ、SNSなどのアプリでは誘惑に流されやすくなりますし、立ち上げる時間もかかります。
またA4の用紙を横置きにして書くとイメージや図形なども書けますし使いやすいです。

順番も言葉も気にせず思いのままに書く

考えをまとめてから書くのではなく、1分以内で1ページに思いついたその瞬間に書き留めましょう。人の名前も思いも悔しさも汚い言葉となってもいいので本心のままに書きだしましょう。
1分という制約の中で素早く直感に従って書くからこそ、本心が出てきます

メモの内容を深掘りしていく

メモを取って出てきた答えはさらに深掘りしていくと良いでしょう。例えば、「なんで好きな人に思いを伝えられないのか」というテーマで出てきた項目が「振られるのが怖いから」というものだった場合は、次のタイトルにして「何で振られるのが怖いのか」というテーマにして書き出してみます。そうするとさらに革新的な答えが出てきます。

いつでもメモを取れるようにする

メモ書きは頭をほぐす柔軟体操であり、頭を鍛える手軽な練習方法です。頭に浮かぶ考えやアイディアを即座に書き留めることで、頭がどんどん活性化され気持ちも整理されます。
紙を持ち歩いて、移動中や空き時間など気づいたタイミングで書くのもOKです。

メモ書きすることの効果とは?

「メモ書き」だけで思考のスピードが上がるなんて、にわかに信じがたい気もしてしまいますが、「書く」ことは、なぜこれほどまでに思考力を向上させるのでしょうか。
赤羽氏が編み出したこのメモ書きの訓練から得られる効果を3つにまとめました。

1.考えていることをメモに書けば頭が整理される

考えていることや悩んでいることを頭の中でぐるぐるとループさせているだけでは、よく考えたことにはなりません。よく考えるためには、まず思考の質と量を確保する必要があります。

これはよくあることですよね、自分も悩みがあると長々と何日もかけて悩んだりしますがあまりいい答えを導き出せた経験はないです。

フリーターの時にこのバイトを辞めたほうがいいだろうかとかでよく悩んでました、でも「いや、こんなに早く辞めてしまうのは良くない」「いま辞めたら迷惑掛かるかも」なんて考えて我慢して働いていましたが、結局メンタルを悪くするだけで何もいいことはありませんでしたね(笑)。

周りのことは考えずに、なるべく自分に合う職場に出会えるまですぐに切り替えたほうが良いとおもいましたね。

考えていることをメモに書くことで、状況と思考や感情が可視化され頭の中を整理することができ次に進むべき道が見えてきます。

2.ネガティブな感情を解消する

ポジティブ心理学を研究するノースカロライナ大学のバーバラ・フレドリクソン氏によると、ネガティブ思考で、怒り・恐怖・ストレスなどの負の感情を抱えている人は、視野が狭まり、目の前のことしか見えなくなってしまうのだそうです。

人は、ネガティブな感情を持つと、ほかの幅広い選択肢や可能性に目をつぶってしまうのです。そして、そんなネガティブな感情を落ち着かせるために有効なのが、紙に書き出すことなのです。

米国の心理学者であるジェームス・W・ペネベイカー氏の研究によると、心の内にこもったネガティブな感情を文字にして、表に出すことは、セラピー効果、つまり感情を落ち着かせる効果があるのだそうです。

嫌なことがあったとき、紙に書き出す行為は、「ライティングセラピー」と呼ばれ、臨床心理学でも使われている方法です。

負の感情は、書き出すことで頭の中に留まることを防ぎます。

そして、紙に書かれているのを見ることによって、客観視できるようになり、解決の糸口が見つかりネガティブな感情が解消されるのです。

3.脳の容量を増やす

頭のなかを埋め尽くしている考え事を書いてアウトプットすることによって、そのぶん脳の容量が増え情報処理の速度が速くなる効果もあります。

作業や動作に必要な情報を一時的に記憶・処理する能力のことを、ワーキングメモリと呼びます。

脳科学者の池谷裕二氏によると、ワーキングメモリの容量には限界があり、人が頭の中で同時に処理できる情報は、7個程度なのだとか。

抱えているタスクに優先順位を適切につけ、仕事の段取りをうまく進めるためには、頭の中をクリアにしておくべきです。

「自分は仕事が遅い」「あの人の発言ばかりいつも認められて悔しい」などネガティブな考えを抱える人は、頭の容量がいっぱいです。
それらを書きだすことで抱えていたものを手放し、考える余裕を広げましょう。

頭のなかの考えを書いてアウトプットすることによって、脳の容量が増え頭の回転も向上します。

まとめ

いかがだったでしょうか今回は赤羽雄二氏の『ゼロ秒思考』を要約してみました。
メモ書きには、思考を整理する、自分の本心や本質に気づく、記憶力や集中力を高めるといったメリットがあります。
メモ書きは自分自身との対話です。メモ書きをすることで自分の気持ちや考えを整理し、スッキリした状態で行動することができます。