ビジネス書を読むメリット・デメリット

子供の頃に学校や親から「もっと本を読みなさい」と言われた経験をお持ちの方は多いと思います。本を読むことのメリットは、年齢を重ねるごとに実感できるようになります。ビジネス書には、ビジネスの知識や考え方、情報などを得ることができる書籍が含まれています。
ビジネス書を読むことであらゆる分野の知識を得ることができ、あなたを成長させてくれます。ビジネス書を読むことはビジネスを成功させるために必要な習慣です。

ビジネス書を読むメリットとは

ビジネス書を読むメリットとは仕事の成功にそして人生の成功に役立つことです。ビジネス書を読むことで、ビジネスの基礎知識や最新情報、成功事例を学ぶことができます。また、自分にはない新たなビジネスの視点を身につけることができます。
では具体的にどのように役に立つのか説明していきたいと思います。

1. 教養を高め、自己を啓発する


ビジネス書を読むことで、教養や知識を深めることができるため、スキルアップへと繋がります。社会人になると、学生時代のように勉強に励む時間が減るため、自ら勉強する姿勢を持つことが重要です。ビジネス書には経営戦略やリーダーシップ、マーケティングなど実際のビジネスで役立つヒントやアドバイスが含まれています。

例えばスティーブン・R・コヴィー氏の「7つの習慣」では「主体的であること」の習慣から、自分の人生は自分で切り開くことができるということを学び、また、「重要なことから優先すること」の習慣から、時間の使い方を効率的にする方法を学べます。

ビジネス書を読むことで教養を高め、自己を啓発することが出来るのです。

2. 視野を広げることができる


多くのビジネス書には成功の秘訣や新しいアイデア、リーダーシップスキル、ビジネスの基礎知識などが書かれています。これらを学ぶことで自身のビジネスに役立つ新しいアイデアや視点を得ることができます。成功したビジネスパーソンの経験談から学ぶこともでき、自己成長を促すことができます。

例えば、ピーター・ドラッカーの「マネジメント」という本では、ビジネスの基礎的な考え方や、組織を運営するためのノウハウを学ぶことができます。

自分の仕事の事だけしか知らなかった人が業界全体や社会全体の動きを知ることができるようになり、自分の将来のキャリアについても考えられるようになります。

ビジネス書を読むことで新たな視野を広げることができるが出来るのです。

3. 知識やスキルを身につけられる


ビジネス書を読むことで新たな知識やスキルを習得できます。ビジネス書には経営戦略、リーダーシップスキル、チームマネジメントなど、さまざまなビジネスに関する知識が書かれています。新しい価値観を習得し、仕事の生産性を向上させながら自己成長を促すことが可能です。

ある人は営業スキルを身につけたいと思い、『ザ・ファースト・ディール』という本を読んだそうです。この本では、営業の基本的な考え方から、具体的なテクニックまでがわかりやすく書かれていて、読んだ後には、営業の自信がつき、実際に実践してみると、売上も上ったそうです。

また別のビジネスマンはマーケティングスキルを身につけたいと思い、『マーケティングのエッセンス』という本を読んだそうです。この本では、マーケティングの全体像から、具体的な施策までがわかりやすく書かれていて、彼はマーケティングの全体像がよく理解できたそうです。そして効果的なマーケティング施策を考えられるようになったんだそうです。

ビジネス書を通じて学んだ知識を実際のビジネスに適用することが重要であり、ビジネスの成功に向けて貴重なヒントを得ることができ知識やスキルを身につけられます。

4. 経験者のノウハウを学べる


多くのビジネス書には成功した経験者が実践したノウハウや失敗談、教訓が含まれています。これらの経験を学ぶことで、自分自身のビジネスに活かすことができます。ビジネス書は、成功者の経験談や知識を共有しており、その中から学ぶことが多いです。

経営のノウハウがない人はいくつかのビジネス書を読むと思います。私がお勧めなのは、「戦略経営」という本です。この本では経営の基本的な考え方から具体的な戦略までわかりやすく解説されています。この本を読んだおかげで、経営の基礎知識を身につけることができ、経営者を目指すための準備を進めることができたと感想を述べてる人も多くいます。

ビジネス書を読むことで経験者のノウハウを手に入れることが出来ます。

5. 他人の失敗に学び自分の失敗を回避する


ビジネス書には成功例だけでなく、失敗例も含まれています。他人の失敗から学び、自分の失敗を回避することができるメリットがあります。ビジネス書を通じて「過去との会話」をして、自身のビジネス手法を改善し、キャリアアップを目指すことが重要です。ビジネス書の情報は、読者の教養や気づきを豊かにし、キャリアの向上と収入アップに寄与するはずです。

私の友人はあるビジネス書で「失敗を恐れず、挑戦すること」について書かれてるのを読み、その後、いくつかの新しいプロジェクトに挑戦し最初は失敗ばかりだったが、失敗を恐れず何度も挑戦することで、徐々に成功するようになったと聞きました。

また、あるビジネス書で「時間管理の重要性」について書かれてるのを読んで、時間管理を意識して仕事に取り組むようになり、その結果、仕事の効率が上がりミスも減ったんだそうです。

何とも影響を受けやすい友人ですがこのようにビジネス書を読むことで他人の失敗に学び自分の失敗を回避することが出来たりもするんです。

読書量が多い人ほど世帯年収が多い傾向がある

財団法人出版文化産業振興財団の調査で、読書量が多い人ほど世帯年収が高いという事実が明らかになってます。ビジネス書を多く読むことは教養や気づきを増し、キャリアアップに寄与する要因となります。また、親が読書をする習慣のある家庭では子供も読書好きになる傾向があり、子供の学力向上にも読書が関わっていることが示されています。

世帯年収が高いほど読書量は多い

「世帯年収が高いほど読書量は多い傾向」という結果を見てみますと、世帯年収が「1500万以上」の40%の人たちは1カ月に最低3冊以上本を読んでいて、「300~500万未満」の世帯の人たちの22%が1カ月に最低3冊以上本を読んでいるのだそうです。

一方、まったく読書しないと回答した人が多かったのは「300~500万未満」の世帯の28%で「1500万以上」の世帯の人たちは9.5%で全体でももっとも少なかったそうです。

単純に比較できるわけではないですが本を読むことの影響力がこういったデータからも伺えます。

ビジネス書を読むのは無駄なのか?読むデメリットとは

ビジネス書を読むのは時間の無駄だとよく言われています。ビジネス書のデメリットをここでは考えていきたいと思います。

ビジネス書を読むデメリットを3つに分けて解説していきます。

1.読むのに時間がかかりすぎる

ビジネス書は専門的な本であるので本文が長く複雑な内容が多いため、内容を理解し吸収するために時間と集中力を要します。忙しいスケジュールを持つ人にとって、ビジネス書を読むことはハードルが高いことでしょう。

ビジネス書を読むのに時間がかかる理由

2022年のヤフー知恵袋に「250ページ程度のビジネス書は、何時間で読破出来る?」という質問がありました。
やはりみなさんもどのくらい読むのに時間がかかるのか気にされてるようです。

 

ハイブリッド型総合書店honto」が2018年にインターネットリサーチでビジネス書に関する調査をしています。
この調査にビジネス書を読むのにかかった時間の結果があります。

ビジネスパーソンが1冊の本を読み終える平均時間は「2~3時間」が24%でトップ。「1時間以内」(16%)、「4~5時間」(14%)、「2~3日」(13%)となっています。
役職別にみると、一般社員は「2~3時間」「4~5時間」、部長クラス以上は「2~3時間」と答えた人が多いです。

 

調査の結果を見るとそれほど差があるわけではないようです。これは一気に読む人や分けて少しづつ読む人など人によって読んでる環境や状況が違うでしょう。
しかし役職別になると部長クラス以上の29%の人が「2~3時間」で読んでるのが解ります。解説によると

役職の高い人は自身の課題や問題点をある程度把握しており、関連する箇所だけを重点的に目を通すといった読書術を身に付けている人が多いと思われます。

となっています。役職が高いからビジネス書を読む意識も高いという事でしょう。

それではなぜビジネス書は読む時間がかかるのかその原因をいくつか挙げていこうと思います。

・情報が専門的すぎて時間がかかる

ビジネス書には専門的な知識や情報がたくさん載っています。その専門的な情報やアイデアを理解するためには、専門用語や複雑な概念について学んでおく必要があります。

・内容が詳細なため時間がかかる

ビジネス書は多くの情報を詳細に説明することがあります。実際のケーススタディや事例を交えて説明されてたり、文章をじっくりと読み込む必要がありますので読むのに時間がかかります

・メンタルスペースの確保が出来ていない

集中してビジネス書を読むために、適切なメンタルスペースを確保する必要があります。日常の忙しさや雑念を排除し、集中して読む時間を確保しなくてはいけません。しかし忙しいビジネスマンほど時間はありませんから、隙間時間などで少しづつ読んでいかなければいけなくなり、結果として読むのに時間を要します。

やはりビジネス書には専門的な内容が多く用語も難しいものばかりだったりします。読むのには多少の時間がかかるのはしょうがないかもしれません。

2.選んだビジネス書が自分に合っていない

ビジネス書に限らず本を読むデメリットとして「中身を読んでみないと分からない」といったところがあります。つまり読んでみないと自分にとって必要な本だったか分からないと言うわけです。

選んだビジネス書が自分に合っていない原因としては次のことが挙げられます。

内容が理解しにくい

多くのビジネス書は専門的な内容です。ですので「読んでみたけど専門的すぎて分からない」といった事が起こりえます。あと内容が抽象的すぎたり著者の主観が強めだったり文章がやたらと冗長だったりと…

ビジネス書の内容は、ビジネスの理論や戦略を解説するものが多いため、自分自身にそのビジネスの経験や知識がないとわかりにくいことがあります。あと業界特有のジャーゴンが多かったりすると、ますます内容が分かりにくくなります。

内容が薄い

ビジネス書とは専門的なものがほとんどですが、中には科学的な裏付けがなく、根拠のない著者の主観的な内容だったりすることもあります。
その著者の会社で起こった現象などばかりですと、あまり再現性がなく書いてあることは凄いけど自身のビジネスには参考にならないといったことになり、読んでから失敗したってことがあったりします。

また本はウェブサイトみたいに後から内容を更新したりできないので書いてある情報が古いままの可能性もあります。タイトルはどこかで聞いたことがあるくらい有名なビジネス書でも今から読むには古すぎることがあります。
自分の立場や状況に合ったビジネス書を選ばないと、内容が理解しにくかったり、役に立たなかったりしますので注意してください。

3.ビジネス書を読んだだけで無駄にしてしまっている

ビジネス書のデメリットとして「読んでも効果を実感できない」ことが挙げられます。
これは読んでみたら内容が思ってたのと違ったり、自身のビジネスには応用できなかったりと読んでも無駄にしてしまうケースがあります。

読んでみないと分からないのは事実ですが、買う前に中身を少し確認したり著者の略歴や情報を検索してみましょう。

ビジネス書を読むには、目的意識を持つことが重要です。何を学びたいのか、何を得たいのかを明確にすることで、読書の効果を高めることができます。また、自分の状況に合っていない本を読んでも、効果は薄いです。自分の職業や役職、経験などを考慮して、適切な本を選ぶようにしましょう。

本の内容を実行しない

せっかくビジネス書を読んでもそれを実行しないと意味がありません。読むだけで満足してしまうことはよくありますが、小さなことでもいいので本に書いてあることを試してみるようにしましょう。

またビジネス書に書かれているアイデアや戦略は、長期的な視点で取り組む必要があることがあります。即座の成功や効果を求めてしまうと、長期的な取り組みを継続することが難しくなり、結果的に無駄になる可能性があります。
複雑なビジネスコンセプトや専門用語が含まれていると、内容を十分に理解できないことはよくあります、しかし時間をかけて読んだのに実践しなかったら無駄になってしまいます。

まとめ

いかがだったでしょうか、ビジネス書を読むメリット・デメリットをお話してきましたが皆さんのお役に立ちましたでしょうか。ビジネス書を読むことはすこし疲れることもあるでしょうが、目的意識を持って読むと理解を深めることができ、必ず自身のビジネスに役立つと思います。